中古マンションを購入する時に一番気をつけるところは

2011.12.02

「中古マンションを購入するお客さんが、耐震が不安とか配管が心配とか、よく言いますが、僕らから見たらそれは問題じゃない。実際そこに長年住んでいた人がいるわけですから、現実的に支障はないのですよ。ただし、一番気を付けなきゃいけないのが、メンテナンス状態なのです」「と言いますと」「明星ハイツのように築30年以上のマンションになると、管理会社が外装だけやって配管の高圧洗浄を定期的にやっていない、もしくは、もう何年も人が住んでいないなど、ずっと配管を使っていないケースがある。

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こんなマンションは入居後に突然まとまった大規模修繕費用を請求されるのです。そういった場合、お金で片がつけばいいのですが、もっと厄介なケースがありまして」私はノートを広げ、メモを取り始めた。「どんなに古いマンションでも、基本的には新品と同じクオリティにすることは出来るのです。逆にできないことは、既存の躯体をいじることなのです。例えば、古い公団でよくある、躯体であるコンクリートの中に配管が埋まっていたりする例。しかも高圧洗浄をかけてなかったため、中がサビて水が流れない。どうにかしたくても、埋まっているものに関していじる場合、管理組合の許可がいる。許可を取っても工事中ヒビが入った、そこから水が漏れた、となれば、階下も含めた責任問題になって、業者は非常に怖がるわけです」私は恐る恐る尋ねた。「もし、あのマンションで同じことが起きたら」U社長は不安を一掃する笑顔で、何とかします、しなきゃいけませんよねと言った。「Nさんに聞いてもらったと思うのですが、うちは築30年以上経つ公団を長年リフォームしてきた。昔のマンションは工事を始めれば、予期せぬ出来事ばかりです。それを一つひとつ解決してきた経験がありますから、たいていのことは何とかしてしまうのですよ」話を聞きながら、これまでことごとく当たった業者に、工事を断られてきた理由がわかった。「面倒だからやりたくない」のではなく、もしかしたら「面倒な上、やり方がわからない」という、技術や経験値の問題だったのかもしれない。




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