人間ばかりか衣類の健康までも育む木で家造りを行うのですから、その快適さは推して知るべし、でしょう。やはり、このような「健康を育む家」を体感してみないことには、無垢材の本当の良さは理解できないかもしれません。直接無垢材と対話することで、自然と健康を育む家造りの答えが導き出されてきます。無垢材の良さは、何も語らずとも家本来のあるべき姿をしっかりと教えてくれる点です。そこが天然木の良さであり、優しさかもしれません。これがもし、無味乾燥なコンクリート空間でしたら、果たして直接対話など可能でしょうか。対話以前に強い圧迫感を受けて、この空間に留まることを無意識のうちに拒否されるのではないでしょうか。それはコンクリートが持つある種の冷たさから来るのかもしれません。それに溌剌とした明るさ、しなやかさは無く、鉛色の重たいイメージが心にズシッとのしかかるような痛みさえ感じます。小、中学校にしても鉄筋コンクリート造りの校舎が次々にできてから、キレやすい子どもたちが出てきたと主張する方もいるくらいです。勿論、一概にコンクリートのせいとは言えませんが、一部でそういう指摘があるのはご存じの通りです。
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